センター卒業生の声VOICE OF GRADUATES

とちぎ青少年自立支援センター

栃木県・A君 卒寮生

僕がセンターを卒業してから1年半ほどが過ぎました。
卒業と同時にホームヘルパーの職業訓練に行き、ほぼ隙間なく今働いている下野市の「にらがわの郷」という特別養護老人ホームに就職しました。

ここまでを読むと、とても順調そうですが、就職当初は大変でした。
まったくの未経験の職業で仕事内容も実習には行っていましたが、実習生と正職員とでは責任が違いますし、一からの覚え直しでした。
シフトは早番と遅番それと週に1度の夜勤と不規則で、体が慣れるまで数ヶ月かかりました。そんなこんなで今の施設で働き始めて1年がすぎ、なんとなく自分の「居場所」ができてきたかと思います。
この仕事を通じ、改めて感じたことは“人と人との触れ合い・関わり合い”って大切だということです。
人はたとえ幾つになっても1人では生きていけません。
それはみんなも同じかと思います。
誰かの支えがあって今の自分があるってことを忘れないでください。

まだまだ奮闘中ですが、入寮中のみんな、OB・OGのみんな、心は誰かに繋がっています。
一緒に頑張って行きましょう。

保護者の声VOICE OF PARENT

とちぎ青少年自立支援センター

東京都・H君 保護者

大学を中途でやめ、自立への道筋が見えず、親子で不安いっぱいで途方にくれた毎日でした。
ある日息子が「援助センター」にひとりで見学に行き「あの寮はいい。あの代表さんは本物の人だ」と言って、入寮しました。
入寮してからの電話では「きれいな個室で、友人もできた」と機嫌のよい声。
とはいえメンバーとのやりとりでは誤解や勘違いがあったようです。
その際はスタッフの忍耐強い傾聴とサポートに助けられました。スタッフの方がとことん話を聞いてくれたそうです。
また、憧れのカフェでの就労体験など経験させていただき、おかげで料理に関心を持つようになりました。
この寮でどれほどたくさんの若者が救われることかと、感動しています。